太陽と月が象徴するもの 〜ドーパミンとセロトニン〜
「ゴール」と「社会的な成功」は違う
前回コラムで、月がスタートなら太陽はゴールだと書きました。
ここで勘違いして欲しくないのは、「ゴール」とは必ずしも「社会的な成功」ということではないということです。あるいは誰かとの競争に勝つということでもありません。
ゴールとは、
あなたが本当に望む人生の目的を見つけ、それを達成していく
ということです。
え? それって成功じゃないの? と思われるかもしれません。
もちろん、望む世界の中であなたは社会的成功者である可能性は高いでしょう。
しかしそれはあくまでもゴールに付随する結果であり、決してそれ自体が目的ではないのです。
「快」や「報酬」を追い求めがちな現代社会において、人々の本当のゴールは見えづらくなっています。 あなたはサクセスストーリーに惑わされ、無駄に人生を消耗していませんか?
社会的成功者が、必ずしも幸せかと言えばそうではありません
あなたが真の幸せを手にするためには、是非ともそこをはき違えないようにして欲しいと思うのです。
ドーパミン的な幸せ、セロトニン的な幸せ
さて突然ですがドーパミンとかセロトニンという脳内伝達物質を聞いた事があるかもしれません。
ドーパミンは夢に向かって一生懸命進んでいる時には重要になる物質です。
セロトニンは、心を落ち着かせたり、ストレスを和らる効果があるとされています。
なぜ、脳内伝達物質の話をしているかというと・・
太陽はドーパミン的、月はセロトニン的な天体に思えるからです。
20世紀は、ある意味ドーパミン原理の時代でした。
戦後の復興から高度経済成長まで、国民はより良い生活を求めて努力したのです。
しかし近年の不況で、社会は大きな転換期を迎えています。
社会駅成功を得ることは、ある意味ドーパミン的な幸福と言えるでしょう。
しかし幸せのカタチはそれだけではないと思うのです。
例えば、身近な人々との交流や共感、家族の愛情、食卓を囲む団らん。
21世紀はそうしたセロトニン的な幸福をもういちど見直す時代ではないでしょうか。
それぞれの太陽を追いかける時代
現在の行き過ぎた資本主義社会は、太陽だけが暴走した結果とも言えそうです。
そうなると21世紀は「月を見直す時代」と言えるかもしれません。
もちろん太陽を追いかけることをやめるわけではありません。
ただやみくもに社会的成功や利益を得ることだけではなく、それぞれの人が本当に望む太陽を見つけ、それを達成していける。願わくばそんな社会がやってくることを期待したいですね。
21世紀は、月を見直す時代であると同時に「太陽を見直す時代」でもあるのです。
おまけ 〜セロトニンはこんな時に出る、らしい〜
・ラーメン屋の前を通ったときにニンニクの良い香りがした時
・仕事が終わり、会社から出た時
・一息いれてお茶を飲んでいる時
・布団に入った瞬間
・マッサージを受けている時
こうしたとき、まさに月が癒されている瞬間なのかもしれません。
こんな辺鄙(へんぴ)なサイトにたどり着いたあなたは、きっとストレスが溜まっているはず。 そう、あなたですよあなた! 最近忙しかったり混乱してしまう出来事が続いたのではありませんか? 人知れず、毎日とても頑張っているようですね。
でも、たまには月を癒してあげることを忘れずに!
【 POINT 】
・太陽 = ドーパミン原理の自分
・月 = セロトニン原理の自分