太陽と月が象徴するもの 〜占星術と陰陽説〜
太陽と月、自分の中にある2つのエネルギー
占星術では太陽と月のどちらも自分を表す天体とされています。
書籍などにはよく「太陽は社会的役割を演じている時の自分、月は家に帰ったときの素の自分」などと書かれていたりしますね。
では、何故わざわざ自分を2つに分けて考える必要があるのでしょう?
占星術を学ぶ上で、太陽と月の違いを明確に分けることは重要なポイントとなります。
しっかりとチェックしておきましょう。
宇宙の森羅万象は "陰(いん)"と"陽(よう)" の2つのエネルギーで成り立っている
とする考え方があります。
例えば、天と地、晴と雨、昼と夜、男と女、外と内、プラスとマイナス・・・etc
この思想は中国に端を発し、陰陽説(いんようせつ)と呼ばれます。
もちろん、わたしたち人間にも陰と陽の2つの側面があります。
占星術では、この陰と陽を象徴する天体が月と太陽なのです♪
※ 月のことを太陰(たいいん)とも呼びます。
陰と陽を調和させる!
あなたは仕事に専念しすぎて、プライベートの自分が疎かになっていませんか?
または、まったりと居心地の良い場所を離れず、チャレンジ精神が衰えていないでしょうか。 もし当てはまるならば、それはあなたの太陽と月がアンバランスになっているかも!?
陰陽のバランスをとるには、太陽と月のどちらか一方に偏らないようにすることです。
太陽と月、そのどちらも意識することで、はじめて一人の人間として調和がとれるのです。
雑誌やテレビなどではよく太陽星座占いが取り上げられています。
しかし、ご存知の通り、これは太陽だけを見ているのでとてもアンバランスと言わざるを得ませんよね。
かといって、いきなり占星術!というのも敷居が高くて一般に受け入れられるとは思えません。なのでせめて月星座をプラスした太陽太陰星座占いが流行れば、人々はもっと占星術に親しみがわき、占星術を日々の生活の中に生かす事が出来るのではないか? そんなことを考えたりもします。
次回は、私たちの中にある太陽と月を詳しく見て行きましょう。