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西洋占星術のホロスコープから「その人っぽさ」を読み取る!

ホロスコープのどこにその人っぽさが現れる?〜その②〜

Asc(アセンダント)の星座に注目しよう

Asc(アセンダント)はホロスコープの一番左端。
東の地平線と、横道(太陽の通り道)が交わる点です。

Ascは"あなた"という人間がスタートする場所。

あなたがどういう風に世界と関わっていくのか?を表しています。

つまりAscをみることで、その人の雰囲気や、考え方の傾向など "その人っぽさ"をかなり良く読み取ることができるのです。

例えば、
● Ascがおとめ座の人は、まずは物事を分析をすることで世界と関わっていきます。インテリっぽい雰囲気になりやすい。

● Ascがうお座の人は、高次元の世界と関わろうとするため、見えないものと交流する不思議ちゃん的な雰囲気になりやすい。

● Ascがさそり座の人は、物事を裏を読もうとするので、ちょっぴり疑りぶかく、謎めいた雰囲気になりやすい。

● Ascがてんびん座の人は、相手の気持ちを考えたり、人と関わることで世界を広げていくので、社交家っぽい雰囲気になりやすい。

● Ascがふたご座の人は、知識欲が強いため、読書や人と話すことで世界と関わっていきます。(経験上、明るい社交家か、クールな読書家が多かった)

・・といったイメージです。

Ascから容姿・風貌が分かるとは限らない

ここで注意すべきはAscの星座からは、外見までは分かりにくいこと。
なぜなら星座というのは心理傾向などを表しますが、実体(星)ではないからです。

例えば、Ascの星座がさそり座だからといって、必ずしも西洋占星術の教科書によく記述されているような、彫りが深く目鼻立ちがハッキリした顔とは限らないのです。
(経験上、むしろそうでない場合のほうが多かった)

もちろん、心理傾向が容姿・風貌に現れることもあります。
内面は外見として現れやすいですから。

そういう意味では、Ascから外見は"ある程度は分かる"とは言えるでしょう。

(ちなみにAsc付近に天体がある場合、その星を"上昇星" と呼びます。この上昇星があると星は"実体"があるので、外見として現れやすいです)

MC(エムシー)

MCはホロスコープの一番てっぺん。太陽が一番高く上がる点です。

ここは、あなたがどう社会と関わっていくのか?を表しています。

あなたが人生という舞台に立ってどう振る舞うのか?を読み取ることができますよ。

対外的な所作や、社会的な仕事などもMCから読み取りやすいです。

MCってホロスコープの上半分にありますよね? つまり表に出ている部分なワケですね。
表面に出てるから "その人っぽさ" が見えやすいんですね〜

例を挙げると、

● MCがふたご座の人は、知識や出版、コミュニケーションに関する仕事などを通して社会と関わる。

● MCがいて座の人は、哲学など学術的な分野、外国に関すること、スポーツなどを通して社会と関わる。

● MCがしし座の人は、自己表現をしたりクリエーターとして社会と関わる。

・・といったイメージです。

その人がどんな仕事をしているか?どんな風に社会と関わっているか?

ぜひ12星座のイメージと照らし合わせながら観察してみましょう。

月は「感受性」や「無意識の反応」を表します。

月星座からはあなたが外部からの刺激に対してどう反応するのか?が分かります。

私たちが生まれてから最初に使う天体は、この月なんですね〜。

月はいろんなものを吸収するために必要不可欠です。人生の土台や原体験となる記憶も、月に保存されています。

月のある星座、つまり月星座には "その人っぽさ"がよく現れるんです。

"(外部から見た)その人っぽさ"って、実は太陽星座よりも月星座に現れることが多いです。

月星座をみると "意識せずとも出てしまうその人の反応" がいっぱい読み取れますよ。

例えば

● てんびん座は、周囲の人を意識する星座ですから、
ここに月がある人は、周囲の人の気持ちを尊重します。

なので大勢の前で「これ嫌い」とハッキリ言うことは少ないです。
誰かが気分を害してしまうことを無意識で恐れているからです。

● おうし座は、安定を望む星座です。
そのため月がおうし座にある人は無意識に変化を避けようとします。行きつけの食べ物屋さんで同じものを注文したり、同じ席に座ったり、リスクのある冒険はせず "いつも通り" であることに安心感を覚える傾向があるのです。

こういうちょっとした所に月星座が現れるんですね。よく観察することが大切です。

※ ちなみに"その人っぽさ"って、自分自身では分からないものです。
例えば、あなたは好奇心旺盛ですね、とか言われても自分では「そうかなぁ・・?」ってなるはず。だって本人にとっては"無意識の反応"ですからねぇ・・

いろんな人のホロスコープをみて、星座のイメージをつかもう

さてさて、ホロスコープを読むときは、以上にあげた3つのポイント、

Asc(アセンダント)

② MC(エムシー)

③ 月

・・をチェックしましょう!

そして星座のイメージをつかんでいくことが、ホロスコープリーディング上達のコツです。

たくさんの人のホロスコープを読んでいくうちに、

あぁ、おとめ座ってこういうイメージなんだ

ふたご座ってこういうイメージもあるのね

かに座ってこんな意外な一面があるんだ

・・などなど、いろんな気づきがあると思います。

そしてそれを繰り返すうちに、星座のイメージがより深く、正確なものになっていきます。

ホロスコープリーディングは、机で本を読むのもいいけど、実践することがとても大切なんです。

 

さてさて次は、Des(ディセンダント)とIC、太陽を見ていきましょう>>


ホロスコープのどこに"その人っぽさ"が表れる? 〜その3〜 >>


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