紫微星：申(さる) 、命宮：巳(み)の紫微斗数の命盤

命宮に太陽星を持つあなたは、誠実で公正、そして人々を導くことができる光のような存在です。太陽星は「正義・包容・奉仕」を象徴し、明るく前向きな姿勢で周囲から信頼を得ることができるでしょう。特に人の役に立つことで自己価値を感じる運勢であり、教育・福祉・サービス業などにも適性があります。一方で、過剰な責任感から自分を犠牲にしてしまう傾向もあり、適度な自己ケアが必要です。兄弟宮に武曲星があることから、競争心や意思の強さも兼ね備えており、時には頑固さが出ることもあります。調和と柔軟性を意識しながら、自分の信念を大切にして行動すれば、大きな成長と成果が期待できます。

夫妻宮に天同星があるあなたは、温厚で優しさにあふれたパートナーシップを求める傾向があります。天同星は「癒やし・協調・柔和」を象徴するため、争いを避け、共感と理解を重視する愛情表現を好みます。結婚に対しては慎重で、安心できる相手との関係をじっくり築くスタイルです。ただし、理想を追いすぎて現実とのギャップに苦しむこともあるため、相手に過度な期待を抱かないことが大切です。子女宮に七殺星があることで、家庭内にやや緊張感が生まれやすい可能性もありますが、冷静な対応と柔らかい対話を重ねることで、バランスの取れた関係を築けるでしょう。思いやりの心が、良縁と家庭の安定を呼び込みます。

財帛宮に天梁星があるあなたは、品格と慎重さを兼ね備えた金運を持っています。天梁星は「守護・高潔・支援」の性質を持ち、倫理や信頼を重視することで財を築く運勢です。地道な努力を続けることにより、晩年にかけて安定した資産形成が期待できます。ただし、理想が高く現実的な利益追求が苦手な一面もあり、チャンスを逃してしまうこともあるため、実務的な判断力を身につけることが課題です。副星として貪狼星が遷移宮にあり、外部からの収入チャンスにも恵まれる年。副業や投資も視野に入れつつ、堅実な金銭管理を心がけることで、予想以上の成果が得られるでしょう。信頼できる人との協力が財運をさらに伸ばします。

官禄宮に太陰星が入るあなたは、慎重かつ真面目な働きぶりで、堅実にキャリアを築く運勢です。太陰星は「内省・積み重ね・陰徳」を象徴し、目立たない場所でも着実に信頼を積み上げていける人物です。女性的な感性や細やかさが活きる職種、たとえば企画、研究、サポート業務、教育などで活躍できるでしょう。ただし、自己主張が控えめになりやすく、せっかくの能力が評価されにくい場面もあるため、適度なアピールと自己肯定感の育成が重要です。副星に天府星（田宅宮）があるため、不動産や蓄積資産に関する分野にも向いています。内に秘めた実力を発揮することで、後半のキャリアで大きな飛躍が期待できます。

疾厄宮に巨門星があるあなたは、精神的な緊張や思考過多による不調が出やすい傾向にあります。巨門星は「思考・言語・分析」を象徴するため、情報の受け取りすぎや考え込みによってストレスが蓄積しやすい運勢です。特に胃腸の不調、呼吸器、神経系のトラブルに注意が必要です。副星に天相星があるため、自己管理能力は高く、問題に早く気づきやすい点は長所です。疲労がたまりやすい環境下では、自律神経を整える工夫（ヨガ・瞑想・音楽など）を取り入れるとよいでしょう。精神と肉体のバランスを意識し、オンオフの切り替えを明確にすることで、安定した健康運を保つことができます。