占星術は「天動説」だから信じられない、と言われたら


⚫︎ 占星術は「天動説」だから信じられない? いや、そもそも違う話です
「占星術って天動説を前提にしてるから信じられない!」
こんなふうに言う人、意外と多いんですよね。でも、実はこの考え方、ちょっとズレているんです。
なぜなら、占星術は「天動説」でも「地動説」でもないから。
もっと正確に言うと、占星術が扱っているのは、天体の「相対的な位置関係」だけなんです。
天動説とか地動説って、要するに「宇宙の構造をどう捉えるか?」という話。でも、占星術が見ているのは「宇宙の構造」じゃなくて、「天体同士の関係性」です。
だから、「占星術=天動説だからダメ!」っていうのは、ちょっと的外れな批判なんですね。
⚫︎ RPGの世界と占星術の共通点
ちょっと話を変えて、ゲームの話をしてみましょう。
RPG(ロールプレイングゲーム)をプレイしたことがある人なら、こんな経験ありませんか?
ゲーム画面では、主人公(プレイヤーキャラ)が 常に真ん中にいて、周囲の世界のほうがスクロールして動いている。
たとえば、『ポケモン』でも『ファイナルファンタジー』でも、主人公が移動するときって、キャラ自体は中央にいて、周りのマップが動いてるように見えますよね?
でも、それを見て「このゲームおかしい! 世界のほうが動くなんてありえない!」って言う人はいないはずです。
それはなぜか?
その方が、プレイヤーにとって見やすく、使いやすいから。
占星術も、これと同じなんです。
⚫︎ 地球を中心に考えるのは「便宜上」
占星術では、私たちが地球に住んでいる以上、「地球から見たときの天体の位置」を基準にするのが一番分かりやすいですよね。
だから、地球を中心にして「太陽がこの位置にあるとき、月がここにある」と考える。
でも、これは「地球を宇宙の中心だと考えている」わけじゃなくて、ただ単に「その方が分かりやすいから」そうしているだけ。
つまり、ゲームで主人公を真ん中に固定するのと同じく、あくまで実用的な理由でそうしているだけなんです。
⚫︎ 「天動説だから間違い」っていう批判はちょっとズレてる
「占星術は天動説だからダメ!」という人は、まるでRPGの画面を見て「世界のほうが動くのはおかしい!」って言ってるのと同じ。
占星術が見ているのは 「地球から見た天体の相対的な位置」 だけで、天動説も地動説も関係ありません。
たとえば、天気予報も「太陽が東から昇って西に沈む」と言いますよね?
でも、これは別に「天動説を信じているから」じゃない。
単純に、私たちが地球上にいて、そう見えるからそう言っているだけ。
占星術も同じく、「地球から見たときの天体の動き」を基準にしているだけなんです。
だから「天動説だから信じられない!」という批判は、本質的な問題ではないということが分かりますね?
⚫︎ 「占星術は科学じゃない」けど、それはまた別の話
もちろん「占星術は科学的に証明されていないから信じられない!」という意見には、一理ある。
実際、占星術は科学とは異なる分野ですし、その効果を証明する実験結果も賛否が分かれています。
でも、もし占星術を批判するなら、「天動説だからダメ!」ではなく、もっと本質的な部分で議論するべきなんですよね。
たとえば、「占星術の統計的な信頼性」 や 「心理学的な影響」 など、別の観点から考えたほうが、より建設的な議論になるはず。
さてさて、もしあなたが占星術を教えていて、「占星術って天動説だから信じられない」と言われたら以下のアドバイスをしてあげてください^^
⚫︎ 占星術は、天体の「相対的な位置関係」を見るもので、天動説・地動説の話とは無関係なんだ。
⚫︎ RPGで主人公を真ん中に固定するのと同じで、単に「分かりやすいから」そうしているだけ。
⚫︎ 天気予報も「太陽が昇る・沈む」と言うけれど、それは「地球から見た視点」の話であって、天動説とは関係ないよ。
⚫︎ 「占星術は科学ではない」という批判なら分かるが、「天動説だからダメ」という批判は的外れだ。
Yoda自身も占星術に全面的に賛成してるかというと、それは分からないのだけど、もしも占星術について議論するなら、もう少し本質的なポイントに目を向けてみるのがいいかもしれませんね。