ホロスコープはなぜ他人に投影されるのか?
● すべて幻(まぼろし)
「この世界はね。すべて自分が作り出した幻(まぼろし)みたいなものだよ。それは"究極の孤独"かもしれないね。でもそれが分かればもうヒーラーだよ」
・・ヒーリングのお師匠に、昔そう言われたことがある
今、私たちが見てるこの世界は、映画マトリックスのように集団で夢を見ているようなものらしい
「唯識(ゆいしき)」っていう言葉がありますね
唯識とは「全てのものは心によって現し出された幻想であり、実在するものは何もない」という仏教の言葉です
もっと正確には、心すらも"実在"ではない。心すらも幻なのです
● 一人一人が自分だけの宇宙をもってる
この世界で体験することはすべて自らが生み出した幻である
一人一人が自分だけの宇宙をもっていて、
いわば一人一宇宙(ひとりいちうちゅう)ということ!
そして、それぞれの人間が自分たちの宇宙を共有している場所こそが、この物理宇宙でありマトリックスなのです
神様と交信したり、アカシックリーディングなんかも、ほんとはぜんぶ自分との交信なのだ
・・なかなかぶっ飛んだ考えに思えるけど、
「この世界の一切すべては、心が生み出した幻想である」
・・という考えは、現在最先端の科学的・哲学的な知見でもある
(ブッダは2600年前にすでにそう言っており、近代になり量子論や分析哲学によってそれが正しいことがようやく分かってきた)
● ホロスコープはなぜ他人に投影されるのか?
・・さてようやく本題ですが...
ホロスコープの投影とは、
「天体を自分で使わないと、それが自分以外の誰かとして現れる」というもの
たとえば女性だったら火星を恋人に投影しやすい
火星を自分で演じない場合、それは他人に投影されて魅力的な男性として現れたりするわけだ
またホロスコープの木星を使わないでいると、リッチなおじさんとして登場したり、
土星を使わないでいると、厳しい上司として現れて、あなたにプレッシャーをかけるかもしれない
・・でもちょっと不思議だと思いませんか・・?
なんで自分のホロスコープが赤の他人に投影されちゃうの!?
ここで「一人一人が、自分が作った幻想を生きていること」を思い出してください
つまり夢を見ているようなものなんだ
夢のなかで大好きな彼がでてきたら、その彼はあなたが創り出したものでしょう?
この宇宙はそれと同じなんだ
他人だと思っている人々も、本当はあなたの作ったストーリーの登場人物であり、あなたが観ている幻であり、言うなれば"あなたの一部"なのです
だからホロスコープの天体は、あたかも赤の他人に投影されたように見えるかもしれないけど、ほんとはあなたが創り出した幻(まぼろし)であり、
とりもなおさず、それはあなたのホロスコープが具現化したものなのです
・・これがホロスコープの天体が他人に投影される仕組みではないでしょうか
ホロスコープは、あなたがこの生きるこの宇宙の、つまりあなたが観る幻(まぼろし)の、いっさいの世界観を表しています
そしてホロスコープをどのような形で具現化させるかは、無限の可能性があります。 どのような人生を形作ってゆくかは、あなたの手に委ねられていますよ^^