金星とアニマと「ガール度」と
● 内なるパートナー
すべての男性の心のなかには「内なる女性」が住んでいるらしい。
すべての女性の心のなかには「内なる男性」が住んでいるらしい。
そしてどうやら人は皆、自身のなかに住む「内なるパートナー」を現実世界の人間に投影して恋をするらしい。
心理学者のユングは、男性の心のなかの女性像を「アニマ」、
そして女性の心のなかの男性像を「アニムス」と呼びました。
男性は、自分をとりまく女性のなかに、自身のもつアニマの性質の一端を映し出し、
女性は、自分をとりまく男性のなかに、自身のもつアニムスを垣間見るのです。
ユング心理学では、アニマ・アニムスの存在を認識することはとても重要な事であり、
それらを統合していく過程で、人は大きく成長していくとされています。
自分を縛りつけようとする自分の心のなかの因子、アニマの存在に気づき、それと対決してゆこうとすることによって、このひとはますます自分を豊かにし、統合性の高い人格へと発展してゆくことができるのである。『ユング心理学入門』河合隼雄著
● ホロスコープの金星と火星
さて、西洋占星術においては、
男性のホロスコープの金星は "理想の女性像"をあらわします。
女性のホロスコープの火星は "理想の男性像"をあらわします。
つまり金星はその男性にとってのアニマなのです。
そして火星はその女性にとってのアニムスというわけです。
ホロスコープを見れば、あなたのアニマ・アニムスの性質を知ることができる。西洋占星術ってすごいですよね。
今回は、アニマ・アニムスの性質やその統合については詳しく掘り下げず、
著名人を例に、アニマのイメージをざっくりと見ていきたいと思います。
●「ガール度」ってなんだよ!
爆笑問題の田中さんって、タイプの女性を聞かれるといつも不思議なことを言うのをご存知でしょうか。
それは、
タイプの女性は「ガール度」が高い人
・・というものです。
どうやら田中さんの中に「ガール度」なる指標があるらしいのです・・
それはただ可愛らしいという意味でもなく、ブリッ娘でもギャルでもなく、清楚というわけでもない。
定義が分かりづいらため、よくバラエティ番組などで「ガール度ってなんだよ!」とツッこまれています。
彼曰く、ガール度が高いとは「天真爛漫で活発な女の子」という意味らしく、
具体的にはこんな女性が「ガール度」が高いそうです。
● 草野球の試合でバットをフルスイングする子
● 自転車を立ち漕ぎする子
(自転車はママチャリが望ましい。電動アシストは論外だそう笑)
● 人目を気にせずご飯をもりもり食べる子
ここで田中さんのホロスコープの金星を見てみましょう。
詳しくはこちら>>
金星はいて座にあり、水星とコンジャンクション(0度)であることが分かります。
いて座は、エレメントは「火」,モダリティは「柔軟」,ポラリティは「男」。
まさに天真爛漫でスポーティーな星座ですね・・
そこに水星が合わるので、頭の回転が早く、明瞭でしゃきしゃきしたタイプに。人を惹きつける魅力的な女性像がみえてきます。
ふ〜むなるほど...田中さんの「ガール度」という謎の指標がほんの少し理解できたような気がします。
あと田中さんが恋愛で演じるのはおとめ座の火星であり、金星とはスクエア(90度)を形成。これは彼のなかの男性性と女性性が調和しづらいことを意味します。
田中さんは「ガール度の高い子は自分を好きになってくれない」とも言っています。
なかなか振り向いてくれない。でもそれ故に、尚更憧れてしまう。
ガール度の高い女性とは、彼のなかで純粋培養された女性イメージであり、
きっとそれが田中さんのアニマなのかもしれませんね。
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補足:
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