「前世」や「生まれ変わり」のイメージをつかむ

占い・スピリチュアル, 前世, 生まれ変わり, 魂, 輪廻転生

前世って何だろう？

前世はある！という人もいれば、前世なんてない！という人もいるでしょう。

私は「前世を定義できるなんらかのもの」が想定できるなら前世はあると思ってる。

前世を定義するときには、
"関係性を引き継いでいること"がポイントになります。

（この関係性のことを仏教では縁起(えんぎ)といいます）

前世のあなたと、今世のあなたは、同じ縁起を引き継いでいなくてはなりません。

これは難しく考えずに「前世の続きですよ」という"証し"みたいなものだと考えてみてください。

ゲームなら、前回セーブした内容と、今回ロードした内容は同じはずです。ちゃんと続きから始まりますよね。

前世はこれに似ていて、前世でセーブした縁起は、今世でも維持されているはずなのです。

ではイメージをつかむために身近な例えで考えてみましょう。

● 前世の例え①：同じ土地で営業する店

例えば、

そば屋さん(そば処 山本庵とする）が廃業し、その場所にラーメン屋さん(らぁめん田中とする)をオープンしたとします。

この場合、「らぁめん田中の前世は山本庵だ」と言えるのではないか？

なぜなら"住所"という縁起を引き継いでいるからです。

「山本庵でそばを食べようと思って行ったら、ラーメン屋になってたわ〜 仕方ないからラーメンでも食べよう」なんてことも起きます。

山本庵がなくなったことを知らない常連客は、らぁめん田中に行ってしまうんですね。

前世で培ったお客さんが、今世でも勘違いしてきてくれる。らぁめん田中はちょっとおいしい思いをしたりします。

逆に、もしも「ぼったくりバー吉村」があった場所に、らぁめん田中を作ったならば、最初は人がなかなか寄りつかないかもしれない。

前世でネガティブなものを溜め込めば、今世でも影響が出る。これが "前世のカルマ" というヤツです。

● 前世の例え②：アパートの住人

アパートの住人に例えると、前世が分かりやすいかもしれない。

あなたがコーポ佐藤の201号室に住んでいるとしましょう。

この場合は、201号室の前の住人が、"前世のあなた" に相当します。

"同じアパートの同じ部屋"という縁起を、あなたが引き継いでいるというわけです。

前世のあなた(前の住人)が部屋の壁を傷つけたり雑に扱ったならば、今世のあなた(今の住人)が、汚い部屋に住まなければなりません。

前世のあなた(前の住人)が便利な棚をDIYしてくれていたなら、今世のあなた(今の住人)が便利になります。

良いものもそうでないものも、引き継がれるのです。

(実際に賃貸物件では原状回復というのをしなければいけませんが、あくまでもひとつの例えだと思ってください)

前世のあなた(前の住人)が夜な夜な大音量で音楽をかけて歌いまくるヤバイ人だった場合、周囲の住民は「あの部屋に住んでるのはロクでもないヤツだ」と思うでしょう。 今現在住んでいるのは、品行方正なあなたなのに！

何もしてないのに、なぜか近隣住民の視線が冷たいかもしれません。これが "前世のカルマ" ですね。

でもあなたが真面目に生活しているうちに、あるとき周囲の住民は気づきます。「あのろくでなしは引っ越したのね、真面目な人が越してきて良かったワ」と。これが "前世のカルマが浄化された" ということです。

● 前世の例え③：ドメインとウェブサイト

IT関係の人には、これが一番わかりやすいかも。

同じドメインで運用されている以前のサイトと今のサイト。
以前のサイトが前世、現在のサイトが今世です。

あるサイトが運用されて役割を終えて閉鎖される。そこに同じドメインを使って別のサイトを運用開始する。

ドメインを魂とすれば、サイトは肉体。

魂(ドメイン)は続いて肉体(サイト)が新たに生まれ変わる、これが輪廻転生ですね。

たとえばYahoo!のサービスが閉鎖して、たまたまそのドメイン(yahoo.co.jp)を私が入手できたとする。そしてyahoo.co.jpのドメインで「ヤッホー! やまびこ!」というハイキングの個人サイトを開設したならば、そのサイトの前世はYahoo!ということになる。

けっこうな数の人が勘違いして訪問して、そしてガッカリして去っていくと思うけど。
前世からの縁起が続いているからこそ、そんなことも起こり得るのです。

以前のサイト(前世の自分)が頑張れば、ドメインの評価が高まります。被リンクもいっぱいもらえるでしょう。

価値のあるドメインを使って、新たなサイト(今世の自分)を運営したら、初めからスムーズに集客できたりする。これが"前世の徳"。

逆に以前のサイトが怪しげなサイトだった場合、今のサイトの評価にも影響でてしまいます。これが"前世のカルマ"。

ドメイン年齢は、スピリチュアルな人たちがいう"魂年齢"に相当します。

● まとめ

"縁起が連続している"イメージをなるべく身近な例で解説してみました。

前世や生まれ変わりというのは、
"縁起の連続性"が担保されているかどうかがポイントになります。

私たちの肉体の上には "心" という空間があり、そのさらに上には "魂" とでも呼ぶべき情報領域がある。

そしておそらく"魂" とでも呼ぶべき情報領域の縁起を前世から今世へと引き継いでいて、それを更新しながら、私たちは輪廻を繰り返しているのでしょう。

・・今回なぜ前世や輪廻転生の話をしたのかというと、ゾディアック(獣帯,黄道12宮)の性質を理解するのに必要になるからです。今日はこれまで！